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肩こりの3つの種類

肩こりの3つの種類

肩こりの種類と鍼灸施術について説明します🌿

🌿東洋医学的🌿に肩こりの種類を分けるのならば、3つの種類に分かれます🌿

1、気滞タイプ(緊張型)🍎
2、冷え・瘀血タイプ(血行不良型)⛄
3、虚弱タイプ(筋肉不足型)🍖

気滞(きたい)って何?

気(エネルギー)の流れが滞った状態です。
🔥ストレスが原因で緊張が高まると、気(エネルギー)の流れが滞るので、緊張型とも呼ばれています。

瘀血(おけつ)💦って何?

血の滞りのことで、血流の悪い状態が長い間続き、悪い血が溜まっているような状態で、⛄冷え⛄と合わせて痛みや肩コリの原因となります。

1、気滞タイプ(緊張型)🍎

肩こりの3つの種類

気滞タイプの肩こりは、気の滞りによって起こります。
体質傾向として気の滞りが生じやすい人が、過労やストレス🔥にさらされると起こります。長時間のパソコン💻スマホの見過ぎなども原因となることが多いです。

このタイプの肩こりは、ひどいと肩がバリバリになる、3つのタイプの中でも最も激しい症状が出ます。

気滞タイプの肩こりには、以下にような特徴があります。

肩だけでなく後頭部から首の後ろ、肩甲骨の方まで、広い範囲でコリや痛みが広がって、激しい頭痛を伴うこともあります。🔥

このタイプの人は自律神経が緊張型に傾いており、なかなかリラックスできません。
マッサージが効きやすく、ほんの数分揉んでもらうだけでも、かなり楽になりますが、効果は一時的。すぐに症状が戻ってしまうので、辛くなると揉んでもらう、マッサージが病み付きになりやすいタイプでもあります。

気滞タイプの肩こりへの鍼灸施術

気滞タイプの人は、身体にエネルギーはありますが、ストレスなどで気の流れが悪くなっています。
肩がバリバリに張ってきますが、軽い症状なら揉むと楽になります。首から背中にかけて広範囲に凝るのも、このタイプの肩こりの特徴です。

このタイプの特徴として、比較的浅い部分の筋肉が凝っています。🍖
身体の表面で気の滞りがあるため、鍼やお灸の軽い刺激で滞りを「散らす」⚡と、スッと楽になります。

気滞タイプの肩こりは、自覚している症状は激しいのですが、比較的改善しやすい肩こりです。

2、冷え・瘀血タイプ(血行不良型)❄

肩こりの3つの種類

冷えや瘀血(おけつ)は、慢性的に血液循環が悪くなった状態です。⛄
このタイプの肩こりは、体質的な血行不良が原因で起こります。❄
冷えと瘀血は別々の病態ですが、ともに血流の悪さが生じるので、血行不良型とも言われています。

冷え・瘀血タイプの肩こりは、季節の気温変化や気圧変化に影響するのが特徴です。
また、慢性的な鈍痛を伴うことが多いです。⚡冷えやすい肩や首、後頭部に痛みを感じることが多く、お風呂に入ったり、温めることで痛みが和らぎます。♨
気滞タイプは肩甲骨から背中まで広範囲に凝ってきますが、冷え・瘀血タイプの肩こりは、そこまで広がることは少ないです。

冷え・瘀血タイプの肩こりの鍼灸施術⛄

このタイプの肩こりは、凝り固まった深い部分の筋肉(=深層筋)を見つけ、緊張を弛めることで治療を行います。この深層筋を弛めるには、深部のコリまで直接届く鍼が非常に効果的です。

冷えが強ければ、鍼に加えてお灸を行います。🔥
深い部分の筋肉の緊張がほぐれ、血流が動き出すと、血流の淀みである瘀血が解消してきます。そして重さや鈍痛などの辛い症状も解消されてくるのです。

冷え・瘀血タイプも鍼灸で改善しやすい肩こりですが、慢性的な血流の悪さを改善していくことがとても大切になります。そのため症状の出ている部分だけでなく、全身的な施術による体質改善が必要となるのです。

鍼灸で代謝を高め、全身の血流を良くし、冷えや瘀血が起こらない体質を作っていくことで、冷え・瘀血タイプの肩こりを根本的に解消することが出来ます。

3、虚弱タイプ(筋肉不足型)🍖

肩こりの3つの種類

虚弱なタイプの肩こりは、筋肉が細く、体力が少ない人に見られます。 🏃♂
いつもコリや痛みを感じていますが、肩の筋肉は触ってもあまり固くありません。

体力がないので首や肩の筋肉がすぐに疲労してしまうような人に現れることが多い症状です。東洋医学的には気虚(ききょ)と呼ばれますが、エネルギー不足が慢性化していてる状態。🔥
胃腸が弱くて食べても太れないような、筋肉の少ない女性の中に多く見られる体質傾向です。👩

虚弱なタイプの肩こりは、強く揉んではいけません。
そもそも筋肉が弱いので、強く揉むと筋肉や関節を痛めてしまうからです。🌿ご本人の実感としても、マッサージが効きにくいと感じていることが多いようです。

マッサージしても効果がなく、かえって痛くなったりします。
筋肉が弱いため、強くもまれることには耐えられないのです。

虚弱タイプの肩こりへの鍼灸施術

虚弱タイプの肩こりは、強く揉んだりすると、後でもみ返しが来ることが多いです。これを繰り返せば、症状がさらに慢性化してしまうので注意が必要です。

筋肉と血液を増やし、栄養不足を解消する必要がありますから、肩への施術と合わせて、胃腸の働きを活発にする治療を行う場合もあります。
根本的な改善にはある程度の期間を必要としますが、体質が改善されて自然と筋肉が付き、血液が充実して体力が付いてくるほど肩こりが起こりにくくなってきます。